【第三弾】日本拳法での関節技を解説します|永井4段が教える 日本拳法コラム

日本拳法は防具をつけた総合格闘技という説明をよく聞きます
足を蹴る以外はほぼ総合的に使用することが可能であることが日本拳法の特徴と思います
 
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しかし、日本拳法の選手で関節技が得意な選手って、ほとんど見たことがありません、恐らくグローブが付いている関係であったり、もともと関節技は危険な技ですので主に指導する先生が少ないことも一つの要因だと思います
そういこともあって日本拳法の関節技は他の格闘技から遅れを取っているように感じます
 
正直私自身も得意とは言えるようなレベルではありません笑
 
上記内容が前提ではありますが近年格闘技の技が周知されるようになってからは飛び付き十字などを使用する方も増えました   一度ブラジリアン柔術経験者の自衛隊を見たことがありますがメッチャ華麗でした
日本拳法にもカッコイイ関節技や直接的ではないですがかなり有効的な関節技も存在しますので今回は日本拳法の関節技と私の得意関節技?を少しだけご紹介させて頂きます
 
 
技紹介

①腕に対しての関節技

腕に対しての関節技で、例えばオーソドックス同士で対面している対戦相手から右ストレートが飛んできたら、相手の右手部分を固定して相手の肘より少し奥で挟み込み攻撃を流す方向に流してあげます、そうなると固定された肘と肩にストレスがかかります
その他使い方もありますが、ちょっと言葉で伝えるのが難しいので動画を載せときます 個人的には1番日本拳法でカッコいい関節技と思います
 
 
 

②関節を使った組み技

ちょっとグレーな技ですが、一応私の得意技で、組みの体制になる際に相手の腕に関節技がかかってる状態を作りま
要は関節技がかかっているので投げられないと危ない、痛い状態を作り出して相手をコントロールする技で、関節技で一本を取るわけではありません
用途としては、場外側に追い詰められた時に身体を入れ替えたり、膝蹴りを放ち、嫌がって下がったところに大外刈りを行います
 
かなり地味な技ですが元々組み技が苦手だった私が社会人になってこの技を利用してから自衛とも組み技で戦えるようになったので効果は抜群と思います ただし、グレーな技と思いますので倫理感や練習相手を危険にさらすのでオススメは致しません
かなり分かりにくい動画ですが腕に関節かけて身体の位置を入れ替えています
 
 

まとめ

関節技は危険を伴うものになりますので社会人である皆様にはオススメしません
怪我をしても、怪我をさせても、気分が良いとは思いません、ただし、①動画を見て頂ければわかると思いますが関節技は拳法の試合において美しい決め技とも思いますし、
総合格闘技である以上、ルールで承知されているものとなりますので逃げ方や怪我をさせずにかける練習をしてみて下さい
 
 
 
 

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【第二弾】永井4段が教える 日本拳法で明らかに優遇されてる5つの技

技って言いかたが少し違和感かもしれませんが、ここでは突き、蹴り、投げ、関節等の攻撃手段を技と呼びます。
 
皆様は試合に出場し、審判の一本判定に納得いかなかったことはないですか?
 
え?喧嘩やったら死んでるで?ってゆうような攻撃が一本にならなったり、逆に軽いパンチで一本取られたり…社会人になってからは特に一本を取ることの難しさに嘆いていました。まぁ実力不足なだけなんですけどね(笑)
 
とにかく日本拳法の一本判定は人間が行いますので合間いになってしまうことが多々ありますので悔しい想いをした人も少なくないでしょう
 
そんなあなたに朗報です
 
日本拳法には確実に優遇されている技があります  何故なら日本拳法のルールや特性上一本の判定を緩くせざるを得ないのです。
 
この技を使用すれば仮に審判に嫌われていたとしても一本が取れるでしょう
日本拳法を少しでもやってる人であれば当たり前に理解している話なのですが一旦お付き合いくだい。
 
優遇されてる技一覧

①寝ている相手への打撃

②持ち上げる
③顔に対しての蹴り技「主に膝蹴り」
④後頭部に対しての打撃…寸止め
⑤金蹴り 
 
では何故優遇されているのか、それは上記一覧の技はどれも危険であることです。
 
寝ている相手を踏みつける、思いっきり殴るなんてゾッとします
持ち上げて叩きつけられたら死んじゃいます。 金蹴りなんて…
 
また顔に対しての蹴り技は防具が付いているので逆に攻撃するほうが危険ですので判定が緩くなっています
 
①②は優遇される状態まで持っていくのに体力や技術が必要ですが、
 
③④⑤に関しては、そういった状況下で処理を行うだけで一本となりますので、地味ではありますが確実に勝利をものにする第一歩として練習してみて下さいね。
 
私は投げ技があることが日本拳法の好きな所の一つに思っています。
立ち技はカッコよく皆んな練習するのですが投げ技の練習ってあまりしないんですよね
 
投げ技は優遇技に直結するのである意味強くなる為への最短ルートかもしれません
近年一番総合選手権を連覇した選手は投げ技の名手でしたし、ここ二、三年のチャンピオンも三分の一ぐらいは投げ技で一本取っています それだけ日本拳法において投げ技は重要なものになりますので是非
 
総合選手権6連覇 秋葉洋一選手 組技の名手
 
 
私も一度だけ戦ったことありますがホンマに殺されると思いました(笑)
ある名選手が秋葉選手を倒せるのは加齢しかないとゆうぐらい誰もが認める最強選手の一人です。
 
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それではまた

11月18日(土)総合格闘技 日本拳法自由会の練習報告

 

11月18日(土)の総合格闘技 日本拳法自由会の練習報告をいたします。

この日は旧知の山本代表が運営されている至誠會へ出稽古に行ってきました。

当会では練習の人員上小学生の受け入れができないんですが、至誠會様はお子さんもおり大変賑やかな道場でした。

道場も広く皆様と楽しく稽古ができ、いい練習ができました。

至誠會様ありがとうございました!

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【第一弾】永井4段が教える、日本拳法の前に出る拳法と後ろに下がる拳法どっちが強い?

ダンベルよりも女子の手を握りたい!永井です
 
まず、はじめに日本拳法には様々な考え方があり、私の意見がすべて正しいとは思いませんし、まだまだ指導内容に関しては道の途中…未熟者です。
あくまで私見ですので参考程度にして頂ければと思います。
あと大変学がないので言葉遣いがおかしいところは勘弁して下さい
 
【第1回 テーマ】
前に出る拳法と後ろに下がる拳法どっちが強い?
 
私がまだ学生の頃に先生に前に出なさいと指導されました。
少しでも後ろに下がろうものなら説教をくらったものです。
 
前に出る拳法はとにかくシンドくて体力のない私は後ろに下がる逃げ回りながらカウンターを狙う拳法に非常に憧れました。
 
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結局、学生時代は全く後ろに下がる拳法を使用することができませんでしたが、社会人になり憧れの下がる拳法を練習しましたが、正直全然ダメでした(笑)
 
格下相手や練習では下がる拳法でも余裕で勝てるのですが、試合ではどうしても1本を取ることができません。それでも下がる拳法で試合に勝っている選手や、私自身本来とうてい勝てない強豪選手に下がる拳法で勝った経験もあります。
 
どっちが強い弱いなんてものはなかなか答えの出せるものではないと思いますが、用途によってつかいわけることが強くなる為に必要なのかな?と感じています。
 
そんな中で自身の経験と全国クラス選手の拳法論、指導している中で気づきなどから導き出した意見を記載します。一回では出しきれませんが
あくまでも私の意見なので参考程度でよろしくです(笑)
 
まず前に出るメリットとデメリット、下がるメリットとデメリットを見比べます。
 

前に出るメリット

①前に出ることにより見栄えが良いポジティブな攻撃に見える 前に出ることにより精神的に良い状態になりやすい 
 
②前に出る『前に出れる』ってことは相手を下がらせるということ、相手がやりたい拳法をさせにくくできる←下がるデメリット参照
 
③能動的に戦うことが可能 能動的に拳法をすることにより経験値をより多く得れる
 
当たり前の話ですがパンチを打ち出す方向に踏み込むので下がるよりもパンチの威力は増します。
 
⑤疲れてても攻撃が当たれば体力が減りにくい、回復?することがある←原因はパンチ当たると気持ちいいからと思ってます
 
⑥相手の気後れを狙える、戸惑いを狙える
 
⑦プレッシャーを怖がり精神的な面で自分の拳法をさせにくくする
 
技術が高い相手も体調悪ければ攻撃を捌ききれない状態が起きる、相手の体調悪化、体調回復をさせないかもしれない
 
⑨相手を疲れされることが出来る←逆もあります
 
相手の間合いを潰すことによって攻撃のヒットポイントをズラすことができる
下記YouTubeで2017年総合選手権決勝を参照して下さい。
 
その他もろもろありますが一旦これぐらいで…
 

前に出るデメリット

①前に出方を誤るとカウンターを食らう
 
②前に出方を誤ると攻撃をスカされる
 
③前に出方を誤ると相手拳法に乗れられてることがある←気づかずに
 
④単純に疲れる
 
⑤前に出方を誤ると技術タイプに瞬殺される
 
⑥攻撃が雑になりやすい
 
⑦組みキャラに組むチャンスを与えることがある←逆に組みに対しての抑止力になることもあります。
 
⑧最初の頃は、踏み込んだ時にパンチをスカされた時に後ろ足が浮いてしまうぐらい前足体重になることがある
 
⑨体格差を埋めにくい
 
まだまだありますが、一旦これぐらいで
 

下がるメリット

①相手の攻撃をスカしやすい
 
②カウンターを狙いやすい←条件が揃えば
 
③攻撃を当てられにくい
 
④かっこいい(笑)私見です!
 
⑤体力温存が可能
 
⑥自分のペースに乗せることが出来る
 
⑦相手が捕まえにくい
 
⑧自分より身体能力の高い相手に勝つことが可能性、体格差を埋めやすい
 

下がるデメリット

①受動的になる
 
②下がりながら打ち込む為、体重を乗せるには技術が必要 
 
③精神的に良くない状態になる場合がある←これはあくまでも私の話…
 
④場外警告を取られる可能性がある←下がるために場外を背負って戦うケースが多くなるため
 
⑤④とも重複しますが逃げ場所がなくなった際に組み、打撃ともに対応がしにくくなる
受動的になることによって経験値を得ることが前に出るよりも減るかもしれない←これが一番のデメリットですかねぇ?
 
⑦下がり癖が付く、前に出れなくなる←これは私の経験上の話です
 
距離感を間違えると全く攻撃が出来なくなるぐらい追い込まれることがある
 
まだまだありますが一旦この辺で…
 
上記内容は極端に前にでてる、下がってるケースを想定して話していますし一概に言えないとは思います。
 
本来試合では前に出たり後ろに下がったりしながらチャンスを伺うことになります。
こういったメリット、デメリットを自分なりに理解していれば状況によって使い分けることでより合理的に戦うことが可能になので
参考にして頂ければ幸いです。←考えすぎは良くないですが(笑)
 
前に出る拳法ははじめはなかなか強くなる実感がありません、何故なら自分よりかなり強いあいてにはスカされ殴られ痛い思いをし、疲れるしホンマに強くなれるの?って思うのですが半年我慢して下さい。
 
殴られることによって相手の攻撃のリズムを掴めます、最初カウンター喰らってたのが相打ち、そして、先に当てることが徐々に増えるでしょう。
 
何故なら前に出ることによって殴られることも攻撃することも含めて回数が増えることによる経験値増加を見込むことができると考えています!オススメです。
 
一方下がる拳法は相手の攻撃が当たりづらく、頭を使えば力を使わず体力を使わず相手を制することが可能となります。また挑発、餌まき、カウンター、逃げ方などを学ぶことにより、前に出てくる初心者から中級者相手に無双出来る可能性もあります。しかし、受動的である為に前に出るより経験値を得ることが少なくなくなる可能性、相手には合わせた戦い方になったり、ネタバレしてしまうとなかなか勝てなくなる可能性もあります。
 

まとめ 

私の感覚では自分の強さレベルを1として
前に出る拳法は5までは時間かかりますが、6からは一気に10まで駆けあがれる
一方下がる拳法は6までは一気に駆け上がれますがそっからなかなか強くなりにくい
のかなぁ?ーって思ってます。
かなり極端な話ですが
 
前に出る拳法がオススメですが社会人で手っ取り早く拳法っぽくする為に下がる拳法をしてみるのもありかな?とも思います。体格もありますしね
 
両方兼ね備えたほうが良いのですが最初はなかなかいろんなことをチャレンジするのは難しいので、なりたい自分になれるように努力の方向を定めて拳法の練習をしてみて下さいね
 
まだまだ語り足りませんが一旦このへんで!
 
 

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外部コーチ就任のご連絡

この度 日本拳法 自由会の練度底上げの為、外部コーチの依頼を行い、

永井4段に外部コーチの就任を確約頂きました。

取り急ぎは当ブログでの技術コラムや当道場での指導を行って頂く予定です。

 

永井4段からのご挨拶

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初めまして、永井と申します。僭越ながら指導員?という形でお世話になることになりました。
大阪在住ですのでなかなか直接指導は難しいですが、ブログ等で私の経験談強豪選手からアドバイス頂いた内容などを投稿致します。
よろしくお願いします。


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11月11日(土)御茶ノ水での総合格闘技 日本拳法自由会の練習報告

11月11日(土)御茶ノ水での総合格闘技 日本拳法自由会の練習報告です。

この日は東京都の御茶ノ水にある道場で合計約11名で練習を行いました。

 

当日は体験の参加者が4名も参加され、人数の多い練習となりました。

体験者の方は日本拳法を完全未経験の方や、過去経験されて復帰を検討されている方

もいらっしゃり、大変賑やかになりました。

 

当会は各自の生活スタイルに合わせ、練習に参加できる時のみご連絡いただく方針を取っています。その為参加ハードルはかなり低いと自負しております。

 

各自の練習内容に合わせて、今後は面なしでの防具練習などにも対応していこうと考えております。

※練習対応で、写真を撮り忘れました。。。

 

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11月4日(土)田町での総合格闘技 日本拳法自由会の練習報告

11月4日(土)田町にある港区スポーツセンターでの総合格闘技 日本拳法自由会の練習報告を致します。

 

この日は久しぶりに人数が少なく3名で練習を行いました。

畳での練習でしたので、試合形式や時間制で防御と攻めを交代した練習など、

いつもと違った形での練習を行いました。

防御のみとなると、なかなかいつもと勝手が違うので、各自課題を見つけしっかり練習することができました。

 

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