【第八弾】永井4段が教える 第8回テーマ「日本拳法と筋トレ」

 筋トレは日本拳法に関わらずどんなスポーツでもパフォーマンス向上の為に行っていると思います

 

筋トレはそもそもの身体能力・ベースの向上になりますので筋トレをやって強くなることはあっても弱くなることはありえないと思っています とはいえ、

過剰な筋トレはスピードが落ちたり使えない筋肉になるみたいな話聞いたことないですか?←都市伝説レベルかもしれませんが…

 

そして、実際に筋トレを行うことによって勝てなくなったり、強豪選手が明らかに成績不振になっているケースを見たり聞いたりします

そして、私自身も筋トレのしすぎて弱くはなってはいませんが自身の理想の拳法とはかけ離れた拳法を行わざるを得ない状況になったこともあります←下手くそなだけですが(笑)

 

恐らく身体的に弱くなることはありえないと思いますが、場合によっては日本拳法の強さに直結できない場合があると思います

本日は筋トレを効果的に日本拳法の強さに繋げる際の注意点を説明させて頂きたいと思っています ※あくまでも私の主観ですので悪しからず 筋トレは基本的に強くなるということを前提として、実際に弱くなってしまったケースや可能性があるとすればこうだろうという例をいくつか上げていきたいと思います

①物理的に筋肉が大きくなりすぎて身体の使い方がスムーズにいかなくなる←防具が着装されている分顕著に出ます そのせいでスキが大きくなったり、身体の軸を回せなくなる

②筋肉がパワーアップしすぎて身体操作を上手くできない←軽自動車運転してた人がいきなりF1カーを運転したらスピード出せないし、上手く運転できないですね(T . T) また、筋トレすると身体の形も変わります ※筋トレだけして基本をしていないと起こり得ます

③筋肉増加による体重増加などで怪我をしてしまう これは大いにある話と思いますね 特に膝とか肩を壊す方が多い気がします

④体重増加に伴うスピードダウン これに関しては体重増加よりも筋力が強ければスピードは上がりますがやはり、体重が重ければ基本的にスピードの邪魔にはなりますよね バランスが大事だと思います

⑤筋力がついたことによるスタイル変化 筋力がついたことによって本来、技術選手が打ち合うようになったり、雑になったり、持ち味を活かすことをやめてしまうケースです このケースは結構ありがちで、筋肉が付くと試したくなるのが人間の心理なのかな?と思います

 

①から⑤全てに該当する内容 「本来のパフォーマンスを発揮できなくなる」 上記内容の⑤に関しては特に注意して欲しいと思っています、

本末転倒ですし、スタイルチェンジは上手にしないとホンマに痛い目みます とはいえ筋肉アップによるスタイルチェンジで強くなる選手も大勢いますので 「なりたい自分になる為の筋トレ」を考えてみて下さいね

ちなみに私は①④⑤が該当しており、引退する最後の一年は思うように動けませんでした パワーが上がったので微妙な組み技と引き分け技術でなんとか勝ったりもしてましたけど(笑) 私の場合は手本にする選手を間違えたり、筋トレばっかして基礎を怠ってしまったことが祟ったのでしょう(T . T)

 

今回は極端な筋トレの話ですので、普通の人は筋トレは絶対強くなると思います 本日は以上です 私が手本にして間違えた選手↓

youtu.be

 

参考までに…筋トレのプロのお話です↓

youtu.be

 

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niken-jiyuukai.hatenablog.com

 
 

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