【第十四弾】永井4段が日本拳法の質問に回答|第二弾

大好評につき第二弾本日は3questionにお答え致します。
 
ラジオネーム HG様
Q.社会人となると限られた練習時間の中で、反復練習の時間が絶対的に不足してます。
その中でも最低限やるべき練習ってなんでしょうか。
基本稽古などに取り入れるイメージです。
 
A.いい質問ですね(^ ^)
 
 私の完全なる独断と偏見でお話しすると…
出来れば鏡の前で踏み込んでのワンツーパンチと打ち込みと蹴り込みと胴を蹴る をして欲しいとこですが…
 
必ずやってほしいのは前拳の練習です
 
何故、前拳なのかというとローコストでハイリターンであることをベースとして、すべての起点となりうるのが前拳と思います
※起点となるが故に起点としない場合の技が効果的です
 
前拳が出来れば間合いや、駆け引きや、距離や、もろもろの日本拳法における大切なものを感じることができるようになります
日本拳法においてそれほど前拳は有効と思っています
※前拳だけ練習してたら前に出る感覚が鈍るときもあります、リスクをとるのが怖くなったり前拳が秀逸すぎて後拳を疎かにしてしまう人がいます。
 
では具体的にどのような練習をすればいいのか…
 
前提として手打ちではなく身体で打つイメージでお願いします←言葉では難しいですね
 
①鏡の前で踏み込んで前拳を打つ、元に戻る
ノーモーションを意識して下さい
 
②その場で前拳を打つ
ノーモーションを意識して下さい
 
③横に回りながら打つ 逆回りも含む
ノーモーションを意識して下さい(笑)
 
この3つを行う上で絶対に守ってほしいことがあります…それは…
 
「常にニュートラルに近い状態で打つ」
 
このニュートラルが非常に大事で前回の構えのときもお話ししましたが、構えはニュートラル=どんなことにも対応できる状態です
前拳はローコストですのでニュートラルに近い状態で攻撃を行うことができます!
これが前拳の一番のメリットと思ってます!
 
ニュートラルであるためには
①打ち終わりも五分五分程度の体重配分
②肩を平行に←一概には言えませんが
③脱力
④打ったら構えに戻る
⑤打ったら元の位置に戻る
を意識してみてください!
①②に関しては人それぞれと思いますがまずは上記を守って下さい!
※もちろん体重乗せて打ってもいいですが、
まずはニュートラルにすぐ戻る形を覚えましょう
 
私は初心者で一番相手に殴られる理由はニュートラルができないことだと思ってます
前拳でニュートラルを覚えることができれば全ての動きにおいて次の動きに繋がるので前拳の練習をお勧めします(^ ^)
 
 
とはいえ…前拳だけでは一本にはなかなかなりませんよね?
そこで私からの提案は
 
前拳+自分の武器としたいものの練習
 
例えば蹴りでもいいですし、パンチでもいいですし、前拳のフックでも、なんやったら組でも構わないです。
前拳からの得意技を鏡の前でやってみて下さい!+得意技だけを鏡の前で行いましょう
前拳を起点とできれば起点としない場合が生きてきますよ(^ ^)
 
なので前拳+α  の反復練習、基礎練習だけ最低限していただければいいと思いますよ(^ ^)
 
 
社会人になって反復練習や基礎練習って時間がないのでなかなかできないと思いますが、家でなんとなくパンチしてみたり、暇なときにパンチしてみたりする人って多いんじゃないですかね?←外でやると痛い人(笑)
そのなんとなくがけっこう大事だと思っています!トイレなど鏡があるところでなんとなく前拳打ってみて下さい(笑)←痛い人
 
強くなるには、修羅になるか、好きになるかだと思いますので、皆さんには好きを目指して欲しいです(^ ^)
 
 
ラジオネーム 台湾のY様
Q.組みが上手い人と戦う場合はどうすればいいでしょうか?
 
・自分より体格がいい相手(・組み技タイプ、・打撃技タイプ)と戦う場合はどうすればいいでしょうか?
どうかよろしくお願い致します。
 
A.一概には言えないってのを前提とさせて頂きますが、ベースとして投げ技を喰らわない為の秘訣をいくつか…
 
重たい荷物を持ち上げる時に手や腕だけでは持ち上がらないですよね?例えばビールケースなど!お腹に乗せたり腰に乗せたり…
ってことは身体が密着していなけりゃ相手は投げることが困難となります
 
②逃げる際は人間の構造上弱い部分を攻撃します←押すなり
首、顔、脇、肘、腰←これは起点となる為
また、肘が曲がる状態だと相手のパワーに負けて引き寄せられてしまいますが…腕を突っ張ってしまえば相手のパワーに対抗できますよ!
 
③相手の体格がいいからといって重心を高くしない!
これ大切で重心が高いとすぐに浮きます
逆に相手が小さい場合は地面に押し付ける為に上から潰すのもありです
 
④肘を上手に使いましょう!
最終手段ってわけではないですが私は肘で相手との距離を作りす
例、払い腰されるときに相手の脇に肘をいれるなど
 
他にも組み対策には色々あるのですが一旦こんなもんで!
 
組技主体でくる相手には上記方法で投げられないってのを前提として、やっぱりニュートラルでいることが大事です!
攻撃を行うと隙が生じるので、組技主体はその隙を狙ってきます!
打ち終わりニュートラルでいることが組技主体との戦いに大事だと思います(^ ^)
 
また、我慢強い戦いが大事だと思いますよ
投げられなければチャンスがある!
そして、チャンスをモノにするには攻撃力←一本奪取率の高い攻撃
 
まとめると、投げられない《投げられないので攻撃回数が増える》ニュートラル《攻撃防御の要》、攻撃力 《一本とれれば勝ち》
一本奪取率が例えば50%のパンチを打てれば攻撃するチャンスが二回あれば一本とる可能性は高いです、そのチャンスが三回四回あれば尚更ですよね?
あくまでも私がかってに思ってるだけです(笑)
 
打撃タイプに関しては…
YラインとOライン、緩急とフェイントで反応させる、体制崩すなどですかね?(^ ^)
ちょいと長々となったので打撃編は後日お伺いしたときにでも(^ ^)
 
ラジオネーム Kしゅんすけ様
Q.リーチの遠い相手に対しての間合いと踏み込みの歩幅の取り方について、基本的な考え方があればお聞きしたいです。
 
A.間合いに関してはパンチを喰らわない距離とパンチを潰す距離を使い分けながら、ベースはOラインですかね?
 
踏み込む足の位置を重視しながらやってます!←内側外側
ある程度前回のサウスポー対オーソドックスの考え方で事足りるとは思います!
歩幅に関しては…
あんまり言葉で明確に言える内容が少なく勉強不足で申し訳ありません
次回実践でお伝えします。
歩幅はちょうどいい具合というか、足幅を広げすぎると次の行動がしにくいので、二段ステップを使って動きやすくしてます(^ ^)←動画送ります
一歩で行く際と二歩でいく際と二歩でいくさいは緩急つけたり、踏み込みフェイントしたりですね(^ ^) 
一歩目を狭くしたら二歩が踏み込みやすくなりますよ( ̄▽ ̄)
 
 
 
本日は以上となります!
 
 
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