第36回永井4段が教える日本拳法コラム| 相手の動作後狙い・相手の動作に被せる

 

最近ゴルフをしないといけない永井です。

スコア140台で泣きました笑

 

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昨日は学生団体のNo.1を決めると共に、その年の大学4回生の最期の試合となる大会がありました!

毎年熱い展開が多いのですが今年は特に決勝戦の決着が代表戦まで行く展開で現場の空気感が最高でしたよ!

ゴルフのせいで決勝しか見れませんでしたが…

 

代表戦は

龍谷大将の杉本選手VS明治大将の松本選手

大将戦からの連続で代表戦

互いの想いの強さと追うもの・追われるものの互いの大変さ見ることができたと思います!

明治の7連覇も相まってドラマや漫画よりも熱い展開だったかもしれません!

 

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動画では伝わりきらない空気感が現場にあるので今年見れなかった方々は来年は是非足を運んでみてほしいです!

 

 

それでは本題です!

※前提として動作とは攻撃、ディフェンス、踏み込み等の全ての動きのことを指します。

 

 

本日の内容は攻撃を「相手の動作後狙い・相手の動作に被せる」です!

※いつものことですが初級者向けの話となります。

 

初級者が中級者に移り変わる頃に「あっもしかしてこのタイミングで打ったらええ感じ?」と思い、これに気付いた初心者が同じ時期に始めた初心者相手に練習で無双しだすこともありますね笑

また、上級者はそれぞれの形で、この技術を使用していると思います。

 

では何故このタイミングで打ち込むのが有効なのか…

 

①「体勢が崩れると次の行動に移りにくい」

 

②「全力で行った行動は途中でキャンセルしたり、軌道を変えたり別の行動に移行することが困難」

 

③「相手の行動後や動作に被せる事により意識の合間を抜きやすい」

 

という効果があると思います。

あくまでも思います笑

※第10回、第17回も同じような内容ですが…

 

細かく説明すると長々なっちゃうので、今回は控えさせて頂きますが…

これを利用した一番分かりやすい技がカウンターだと思います。

 

第34回でお伝えした、バックステップカウンターも相手の動作後狙いで上記①②③を狙える技だと思います。

他にも相手のパンチを払ったり落としたりして攻撃するのも動作後狙いと言えると思います。

また非常に私が厄介だと思うのは相手の打ち終わりに組み付いてくる選手で、バランスが崩れている状態でガブられてしまうので組みに耐性がある選手でも投げられてしまいます!

あとイメージと違うかもしれませんが蹴り足を受けたあとの処理も動作後狙いですね!

 

 

被せる動作のほうも非常に汎用性が高く様々な使い方があります、、、

 

「踏み込んできた際に面突き胴抜き、膝蹴りに対して足払い、相手のパンチ対して前蹴り、相手のパンチに対して関節、相手の攻撃に被せて組む」

などなど…カウンターとほぼイコールかもしれませんね(^^)

 

どれも強力です。

 

双方様々な技があると思いますが、日本拳法を志すなら拳法特有?日本拳法風な相手の動作に対してのアプローチを使用してみて欲しいと思います!

 

その名も…

「苅り倒し」

by YouTube参照

 

またの名を

「大外刈り零式」笑

↑ネーミングセンス終わってますね(T ^ T)

自由会の練習最初に伺った際にお伝えした技ですね笑

 

この技は相手の踏み込み、相手の攻撃に被せ

、相手の打ち終わり、同時打ち、こっちから仕掛けて打たせたとこに被せ、などなど使い方は様々です

基本は相手の前足に大外刈りをかまします!!!

組み技時の大外刈りと違って、相手と接着した瞬間に勢いとタイミングで転がす技です。

タイミングが良ければ力なく投げれる技で、組み技苦手な人も是非試してみて欲しいです。

 

私が思うコツは踏み込みバージョンの際は立ち技だと思わせることで、立ち技に対しての対応をしようとしたときに組み技を行うことです

また、組みの離れ際などの心の隙間に使用するのも1つですね!

③の効果に近いかもしれませんね。

 

構えが逆対している時に利き足で前足を大外刈りするのがオススメの使い方ですのでサウスポーの選手は是非(^^)

 

この技は自衛隊選手がよく使っていたイメージで最近は組み系の流行り技といってもいいくらい使用される方が多い気がします。

私も引退してからの誤魔化しで一時期よく使用してましたよ(^^)

 

↓↓↓動画一番最初の谷選手は山上選手得意の踏み込んできての足払いに被せて前蹴りです!刈り倒しは二番目に載せてます!上手い人のあればよかったんですが、見つけれずに私のになっちゃってます、お許しを…あと最期の前田選手のパンチは相手を反応させてのカウンターですね!めちゃ高等技術!

 

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オススメの練習法

今回のテーマを含めた撃ち合い練習をすると相手のパンチのタイミングが何となくわかったり、打撃戦の感覚を養うことができると思っています。

便宜上撃ち合いって言ってますが互いのパンチや蹴りが交錯する練習の回数を増やしたいという意味で、数多く刹那のタイミングで練習することで打撃感、勝負勘なとが養われると思ってます。なのでヨーイドンで殴り合うという意味ではなく自分から仕掛けて流れの中でパンチやキックが交錯する回数を増やして見てほしいです」

※打ち終わり、被せばかり狙うのではなく、撃ち合いの中での1つの選択肢として使用してみて欲しいです!

 

どんなことも慣れが大切です、練習は回数多く技を出すことも練習と思ってますので試合で撃ち合いはあまりないかもしれませんが、1つの練習としてこの様な練習も試してみて欲しいと思います。←賛否あると思いますがマンネリ化した練習に刺激程度でも(^^)

ちなみに刹那の撃ち合いは原田選手と宇山選手がピカイチですね(^^)

 

↓↓↓動画は宇山選手の西日本快進撃です。

是非参考に(^^)

 

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まとめ

ちょっとタイミングを変えるだけで普通の技が必殺になることはあると思ってます。

日本拳法の試合はほんの少しのタイミングをモノにした人が勝てると思ってます。

試合で勝つ人と練習でめっちゃ強いのに試合に勝てない人との差はほんの少しのことの差だと思ってます。

そのほんの少しが出来る出来ないは勝敗を左右し、結果大きな差となります。

試合で勝つために必要なことを意識して普段から練習して欲しいと思います。

 

そのほんの少しをモノにする為の1つの意識として、打ち終わり・被せを利用してみて下さいね(^^)

何か掴めるかもしれませんよ?

↑掴めないかもしれませんが笑

 

その他コラムまとめは下記から

 

niken-jiyuukai.hatenablog.com

 
 

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