第45回永井4段が教える日本拳法コラム|属性が違う技術を一つの流れで使用する① 本気で強くなりたい皆様へpart1
コロナウィルス大変ですね、日本拳法の練習もなかなか出来ないし、大会もどうなるのか…
この練習できない期間は焦りや苛立ちを生んでいることかと思います。
とはいえ学生も社会人も自衛隊も等しく時は流れます。
みんなが練習できない時間に工夫することこそ、皆んなと差をつけれるのではないでしょうか?
今こそチャンスと思い、動画をみたり、イメージトレーニングをしたり、様々な勝つための何かを工夫して欲しいと思います。
そして、この記事を暇つぶしにしてくれてり、勝つためのヒントになれば幸いでございます。
本日のお話はある一定のレベルで拳法が出来てるけど、B +ランク以上の選手に勝てずに悩んでいる…強くなりたいけど強くなり方がわからない、良い指導者がいない…そんな中級者や上級者が壁を超える際のヒントになりうるものだと思っています。
今回の話は結構本気っす☺️
※B +は中堅大学のエースくらいです
まずこの動画をみてください
この動画はマークハントVSファブリシオです。
UFCはあんまりよくわからないですけどファブリシオは柔術家で寝技のスペシャリストみたいです。
立ち技のスペシャリストマークハントのパンチが当たるのか
ファブリシオがどうやって寝技に持っていくのかみたいに思われていたみたいですが…
蓋を開けてみると立ち技のマークハントが寝技系のファブリシオ選手に立った状態からの顔面膝蹴りで負けてしまいました。
動画をよく見てください、恐らくではありますがファブリシオがタックルに行くフリをしてマークハントは反応、警戒してるように見えます。
その後、膝蹴りに反応できていませんね!
一言で言うと「柔術家が寝技を餌にして立ち技で仕留めた」
です。
立ち技と寝技のコンビネーションとでも言いましょうか笑
「属性が違う技術を1つの流れで使用する」
この攻撃は、技術を単品ではなく複合で使うことの有効性を深く刻み付けてくれた試合だとおもいます。
ここからが日本拳法の話になります
この動画を見て日本拳法の世界でも
「属性が違う技術を1つの流れで使用する」
を使用して勝利している選手はいると思いました。
代表的なのは、定番で申し訳ないのですが前川選手と友中選手、イメージが違うかもしれませんが秋葉選手もです。
少なからず強い選手は立ち技、組技双方を使える選手が多いと思います。
総合格闘技なんで当たり前なんで当たり前なんでしょうけど
私の見立てにはなりますが日本拳法の世界ではまだまだ立ち技、投げ技いずれかの特化型選手が多いような気がします。
得意技を突き詰めて勝つスタイルの方が多く、立ち技選手は投げ技をしない、組技選手は立ち技をしないイメージがあります。
また、立ち技選手が組技選手を毛嫌いする傾向もあると思っています。
苦手な理由は組技を意識してニュートラルを保てず鋭い攻撃ができなかったり、崩されたり、組技を警戒しすぎて迷いが生じたりするからだと思っています。要するに中途半端に成りがちです。
組技に自信がなく掴まれたら投げられるってイメージがあるんだと思いますし、私自身もそうでした。
でも組技の耐えかたや自分が組技を使えるようになってからは組技選手がむしろ得意になりました。←意識の話で負ける時は負けますけどね笑
と…対策というか対処法というか、そんな感じの話になっちゃってますが…
まず、属性が違う技術の話をする前提として
特化型選手で今後、強くなりたいと本気で思っている方に言いたいのは日本拳法は総合格闘技です!!!!
なので投げ技の耐えかたや、投げ技なんて当たり前です。
だから、弱点を克服するとか以前の話で総合格闘技をしている以上、一定レベルの全てのスキルが必須だと思って下さい。
もう、組技嫌い、立ち技嫌いなんて言うのやめて下さい。
もちろん得意不得意はあると思います。
体重のこともあるで、小さな選手に投げ技をしろなんてのも無理はあるかもしれません。
でも一定のベースは絶対に必要です。
だから、強くなる為の前提条件として組技も立ち技も練習して下さい。
長々になったので、本題は次回とさしていただきます!
次回この考え方を使って勝つためのヒントとなればと願う内容をお伝えいたします。
※私がお伝えすることが間違ってる可能性もあります。
全て正しいとは思いません、ただ、いつかこの記事を参考にしてくれた人からチャンピオンが生まれることを願ってます!