第38回永井4段が教える日本拳法コラム| 〈三年振に試合にでました…vs.角野選手+今年の日本拳法界の感想〉

 

 

おはようございます

こんにちは

こんばんは

皆様いつも見ていただいてありがとうございます!

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最近訳あって近畿大学によく練習にお伺いさせて頂いていました。

本格的に練習する必要があったのです。

また母校の体育大学で練習する訳にはいかなかったのです。

 

その理由は

 

「大学チャンピオンになった角野選手と戦う為」でした!

 

試合に出るのをやめて丸々三年経ちますが、

彼と公式戦で戦った事ないのが引退してから私の唯一の心残りでした。

体育大学の皆んなや彼が強くなって行く姿を見ているだけで満足出来る所まで来ていたのですが…

彼が学生チャンピオンになった瞬間からこの心残りが再燃してしまったのです…

 

沸き立つ気持ちを抑えることが出来ず…また年老いて弱くなってしまう前に本気で戦いたいと思い白虎会大会に参加する事を決意しました。

 

やるからには本気で勝ちに行こうと決意しました。

 

試合に出るに当たり近畿大学を除き、前川選手にだけ角野選手と対戦したい旨を伝えていました!

そして、試合の日は前川選手から頂いた帯を締めて気合を入れましたよ笑

 

 

気合いを入れたのはいいのですが、現役終えて丸々三年が過ぎ、大学への練習も最近は行かなくなり、自由会さんへの練習も3ヶ月に一回?ぐらいで、このままじゃ絶対ダメだと1ヶ月半ほど真剣に練習と体力作りと角野選手の研究を行いました!

 

一応何してくるとかどんな拳法かは四年の付き合いの中で熟知してるつもりだったのと練習ではある程度戦えるので、試したいこととかいくつかありましたよ^_^

 

そんな中、練習させて頂いた近畿大学関係者様には本当に感謝しております。

ありがとうございました!

 

本気に勝とうと意気込んでいたのですが、白虎杯の2日前に角野選手が大怪我をしてしまい欠場するとの連絡を受けました…

 

神様勘弁してくれよと嘆いていたのですが

 

当日、角野選手は怪我をしている状態で白虎杯に出場したのです。

 

怪我してでも出場した角野選手に応えるためにも一回戦で負けるわけにいかない私は柄にもなくウォーミングアップを一時間近く行っていましたよ笑

 

ウォーミングのお陰か気合のお陰か無事角野選手戦にたどり着くことが出来ました!

 

ウォーミングアップの際に角野選手が私を見ているときにやたらに右ミドルキックを打っていたのは、右ミドルを餌にした技を使うつもりだったので印象付ける為でした…笑

もう勝つために出来ることは全てするぐらいの気持ちでしたよ!!

 

また、彼のミドル対策で最初はサウスポーで行きました。

彼に勝つには近距離の泥仕合にするしかないと考えていたので遠い距離はディフェンスに徹する予定でした…

体力さえもてば五分の勝負が出来るイメージでしたよ!

 

↓角野選手vs.痛風拳法家

 

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結果は1分かからずにやられちゃいました笑

名試合としたかったんですけどね笑

 

めっちゃカッコ悪ぅー笑

ちくしょー悔しいぜぇー( ;∀;)

 

 

いやぁー強かった!私のいいとこ1ミリも出させない、泥仕合にしたかったのを受け流される形となりした…

彼の強さの対応力の部分を非常に感じました。

体力さえあればとか思ってましたが、体力も100%残ってる状態で負けてしまいましたよ

 

試合後体大の子に聞いてみると私の戦い方を予想していたみたいです…

ある程度対策されてたんですかね?笑

 

 

相手の良いところを出させずに勝つってのは私の理想ですので、勝った相手が私だから私は悔しいですが、本来なら褒めて上げないといけない試合内容だと思います

…単純に私がしょぼかったってのもありますせどね

 

 

2発目のフックは何の変哲も無いフックに見えると思いますが、私彼の小さなフェイントに引っかかっているのです。

終わった後の会話で反応させられたことに気づいて余計に悔しかったですよ笑

更に動画みて反応してるのも確認して悔しい

知らん間に新しい技覚えてました^_^

 

 

練習とは違う真剣勝負の角野選手と戦えたことはいい思い出になりました^_^

戦い終えるまでの高揚感は最高でした!

また、三年振の試合は緊張と興奮と筋肉痛と頭痛と次の日の風邪をもたらしてくれましたよ笑

もう2度と出ないと心に誓いました笑

 

また、角野選手の化け物っぷりに磨きがかかっていることも確信しました

左のパンチを殆ど打てない状況でもしっかり前にでて必殺のミドルや膝で相手を圧倒します。←冨永選手戦に関しては前に前に出て間合いを潰してパンチ勝負をさせなかったのが勝因と思います。

彼の強さは持っている武器をどう使えば勝てるかを考え実行できることかもしれませんね。

 

↓白虎杯決勝戦

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優勝後のグランドチャンピオン戦は負けてしまいましたが、未来に希望を見出せる内容だったと思います。

 

いつもの忖度な話になりすが、応援よろしくお願いします🙏

 

 

↓グランドチャンピオン戦

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↓グランドチャンピオン

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白虎杯も終わり2018年度の大きな大会が全て消化しましたので

ここからは私が感じた平成最後の日本拳法界の感想です…

まずスーパー高校生の冨永選手が学生、社会人に脅威をもたらしたことが印象的でした、身長も高く技術も高く年上選手が震え上がるぐらいのセンスだと思います…角野選手も2017年白虎杯で負けですし、前川選手も大苦戦でした。

来年の大注目選手だと思います、来年の学生選手権が楽しみですね。

 

総合選手権では前川選手がチャンピオン返り咲き私たちを興奮させてくれました。

やっぱり前川選手の試合に外れなし!

また、最強の秋葉選手がいるからここまで盛り上がることが出来たとも思いました!

また上垣内選手の強さも印象的で白熱した試合を何度も見せてくれました。

 

 

団体戦明治大学七連覇は本当に凄く決勝戦龍谷戦は代表戦まで行き着く史上稀に見る白熱した試合だったと思います。

大将戦で勝った杉本選手に大将戦で負けた松本選手が代表戦で勝ったのは凄い精神力だと思います。

 

そして、体育大学の角野選手が学生西日本、学生全日本学生、白虎杯などなど数々の個人タイトルを取り身内びいき抜きにしても今年の個人MVPと言っても過言ではないかもしれません。

 

自衛隊からは千田選手の強さが際立ちました…試合見ましたけど立ち技、組み技、体格、技術どれをとっても怪物クラスです。

特にあの体格から繰り出される前拳は非常に秀逸だと感じました。

秋葉選手や前川選手との試合を見てみたいですね!

 

そして、学生スーパースター前田選手の引退…一回生のときに社会人大会に出るしかなかった彼の大変さを乗り越えての偉大なる功績を思い返すと彼は本当に凄い選手と思います。日本拳法の世界では体格に恵まれているわけではないのにどんな相手にも勝ち続ける彼の拳法をもう見れないと思うと少し寂しいです

先日ボクシングのプロテストに合格したらしく、彼がいつか世界チャンピオンになる姿を楽しみに応援したいと思います!

以上が私の2018年の感想です!

 

 

 

最後に来年への期待です。

来年は黄金世代のスーパー高校生達が学生大会に殴り込みですね!

そして、それを現学生達がどう迎え撃つのか!来年の拳法界が非常に楽しみです!

また、総合選手権は誰が優勝するかわからないぐらい群雄割拠な時代に突入すると思います。

前川選手が連覇なのか、秋葉選手、友中選手の返り咲きか、自衛隊選手の強さが光るのか、まだ見ぬ強豪が現れるのか、学生から十数年振のチャンピオンが誕生するのか…

来年が楽しみ過ぎですね!

 

本日は以上です

次回は去年の白虎杯から今年の白虎杯までの私が凄いと思った一本10選の記事となります。

 

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