【第四弾】永井4段が教える 日本拳法のオススメ技Part1
日本拳法の技で私がオススメするPart1は
突き蹴りです
※あくまでも私の考えなのですいません…
永井4段の過去の投稿は下記から
どうして突き蹴りなのか?
もっとも最初に習う基本技の一つになると思います もっとも最初に習うということはもっとも大切な技の一つなのだと 習いました
突き蹴りはご存知と思いますが、 膝をお腹に当たるぐらいまであげて相手のお腹に真っ直ぐ蹴りを入 れます、 理想は相手の腹を上から下に踏み抜くようにと先生に習いました
体重の乗せかたなど突き蹴りにも多々種類がありますが基本はこん な感じですかね?
同じような蹴り方で揚げ蹴りというものがあります 相手のお腹に下から真っ直ぐ蹴り揚げます
この二つの違いは、攻撃軌道が突き蹴りは直線 揚げ蹴りは弧であることと思います
直線攻撃である突き蹴りは最短距離で相手に到達することができま す また、対戦相手の目線に立つと《弧=線》に比べて《直線=点》 であるほうが捉えにくい攻撃と思われます
さらに多少の近距離であっても体重を乗せることができる蹴り方が 出来れば有効に使用することが可能性です、 蹴り足を取られても突き蹴りからであれば踏み抜くことができ金蹴 り、組技から逃げることもできます
なにより体重を乗せる蹴り方ができるので重いです
弧を描く揚げ蹴りは下から蹴り上げる為に相手との距離をしっかり 守らないと当たりません、そして防具を蹴る際、 受けられる際に指を怪我する可能性が高いです
下から蹴り上げるので足を捕らえられた際にピンチに陥りやすいで す
一端膝を上げる突き蹴りよりもモーションが少ない←「 揚げ蹴りの軌道は弧なので直線と相殺と思ってます」、 下から蹴り上げるので視界の外から気づかれずに蹴るなどメリット もあるので使い分けできれば良いですが日本拳法において汎用性、 有効性においては突き蹴り上と思っています
突き蹴りをオススメにする最大の理由は日本拳法には防具が付いて いるということです
例えばキックボクシングを想像してみて下さい、 キックボクシングでも前蹴りは非常に有効な技ですが生身の人間を 蹴りますので汗や凹凸によってミートしにくいケースがありますの で前蹴りでKOはなかなか難しいと思います 近年三日月蹴りとか流行ってるので前蹴りKOも増えましたが…
防具がついていることによっていつも同じ条件のものを蹴れます、 多少ズレても力を伝えることが可能です、滑りません、 防具によってただの蹴りが必殺技に変わります
また、防具が付いていることによって音がなります 日本拳法の一本において音は非常に重要な要素と思われます、 音がなると審判はどうしても反応してしまいます
胴抜きも音がなりますがグローブが付いていない分、 蹴りのほうが音がなりやすいと思います
そして、 防具が付いている分ダメージが少ないので他の格闘技に比べてダメ ージを気にせずに前にでる選手が多いと思いますのでそういった選 手にカウンターで突き蹴りを突き刺すことができれば恐怖心を与え 、普段の戦いに支障をきたさせることができるかもしれません 、恐怖心は餌まきに使えます←餌まきは今後説明します
メリットも多いのですが蹴り技ですので前回内容の金蹴りや、 片足になることによって組技を食らいやすくなるというデメリット もあります
※蹴り技全般にいけることですが…
突き蹴りに限らず蹴り技を覚えるとバリエーションが増え、 フェイントなどにも使えるので是非練習してみて下さい
参考動画…旧学生チャンピオン谷和希選手
前蹴りの名手です、前蹴りおいて近年の拳法家で威力、 キレ共に右に出る人はいないと思うぐらいです
パンチも含めて直線的な攻撃力はピカイチですね! 私が現役時代に恐れていた選手第2位です(笑)
【第三弾】日本拳法での関節技を解説します|永井4段が教える 日本拳法コラム
足を蹴る以外はほぼ総合的に使用することが可能であることが日本 拳法の特徴と思います
目次
しかし、日本拳法の選手で関節技が得意な選手って、 ほとんど見たことがありません、 恐らくグローブが付いている関係であったり、 もともと関節技は危険な技ですので主に指導する先生が少ないこと も一つの要因だと思います
そういこともあって日本拳法の関節技は他の格闘技から遅れを取っ ているように感じます
正直私自身も得意とは言えるようなレベルではありません笑
技紹介
①腕に対しての関節技
腕に対しての関節技で、 例えばオーソドックス同士で対面している対戦相手から右ストレー トが飛んできたら、 相手の右手部分を固定して相手の肘より少し奥で挟み込み攻撃を流 す方向に流してあげます、 そうなると固定された肘と肩にストレスがかかります
その他使い方もありますが、 ちょっと言葉で伝えるのが難しいので動画を載せときます 個人的には1番日本拳法でカッコいい関節技と思います
②関節を使った組み技
ちょっとグレーな技ですが、一応私の得意技で、 組みの体制になる際に相手の腕に関節技がかかってる状態を作りま す
用途としては、場外側に追い詰められた時に身体を入れ替えたり、 膝蹴りを放ち、嫌がって下がったところに大外刈りを行います
かなり地味な技ですが元々組み技が苦手だった私が社会人になって この技を利用してから自衛とも組み技で戦えるようになったので効 果は抜群と思います ただし、 グレーな技と思いますので倫理感や練習相手を危険にさらすのでオ ススメは致しません
↓ かなり分かりにくい動画ですが腕に関節かけて身体の位置を入れ替 えています
まとめ
関節技は危険を伴うものになりますので社会人である皆様にはオス スメしません
怪我をしても、怪我をさせても、気分が良いとは思いません、 ただし、① 動画を見て頂ければわかると思いますが関節技は拳法の試合におい て美しい決め技とも思いますし、
【第二弾】永井4段が教える 日本拳法で明らかに優遇されてる5つの技
技って言いかたが少し違和感かもしれませんが、ここでは突き、 蹴り、投げ、関節等の攻撃手段を技と呼びます。
皆様は試合に出場し、審判の一本判定に納得いかなかったことはないで すか?
え?喧嘩やったら死んでるで? ってゆうような攻撃が一本にならなったり、 逆に軽いパンチで一本取られたり… 社会人になってからは特に一本を取ることの難しさに嘆いていまし た。まぁ実力不足なだけなんですけどね(笑)
そんなあなたに朗報です
この技を使用すれば仮に審判に嫌われていたとしても一本が取れる でしょう
日本拳法を少しでもやってる人であれば当たり前に理解している話 なのですが一旦お付き合いくだい。
優遇されてる技一覧
①寝ている相手への打撃
②持ち上げる
③顔に対しての蹴り技「主に膝蹴り」
④後頭部に対しての打撃…寸止め
⑤金蹴り
では何故優遇されているのか、 それは上記一覧の技はどれも危険であることです。
寝ている相手を踏みつける、思いっきり殴るなんてゾッとします
持ち上げて叩きつけられたら死んじゃいます。 金蹴りなんて…
また顔に対しての蹴り技は防具が付いているので逆に攻撃するほう が危険ですので判定が緩くなっています
①②は優遇される状態まで持っていくのに体力や技術が必要ですが、
③④⑤に関しては、 そういった状況下で処理を行うだけで一本となりますので、 地味ではありますが確実に勝利をものにする第一歩として練習して みて下さいね。
私は投げ技があることが日本拳法の好きな所の一つに思っています。
立ち技はカッコよく皆んな練習するのですが投げ技の練習ってあま りしないんですよね
投げ技は優遇技に直結するのである意味強くなる為への最短ルート かもしれません
総合選手権6連覇 秋葉洋一選手 組技の名手
私も一度だけ戦ったことありますがホンマに殺されると思いました (笑)
ある名選手が秋葉選手を倒せるのは加齢しかないとゆうぐらい誰も が認める最強選手の一人です。
第一弾は下記から
それではまた
11月18日(土)総合格闘技 日本拳法自由会の練習報告
11月18日(土)の総合格闘技 日本拳法自由会の練習報告をいたします。
この日は旧知の山本代表が運営されている至誠會へ出稽古に行ってきました。
当会では練習の人員上小学生の受け入れができないんですが、至誠會様はお子さんもおり大変賑やかな道場でした。
道場も広く皆様と楽しく稽古ができ、いい練習ができました。
至誠會様ありがとうございました!
過去の練習報告・練習動画は下記から
https://facebook.com/nikkenjiyuka
【第一弾】永井4段が教える、日本拳法の前に出る拳法と後ろに下がる拳法どっちが強い?
ダンベルよりも女子の手を握りたい!永井です
あくまで私見ですので参考程度にして頂ければと思います。
あと大変学がないので言葉遣いがおかしいところは勘弁して下さい 。
【第1回 テーマ】
前に出る拳法と後ろに下がる拳法どっちが強い?
私がまだ学生の頃に先生に前に出なさいと指導されました。
少しでも後ろに下がろうものなら説教をくらったものです。
前に出る拳法はとにかくシンドくて体力のない私は後ろに下がる逃 げ回りながらカウンターを狙う拳法に非常に憧れました。
目次
結局、 学生時代は全く後ろに下がる拳法を使用することができませんでし たが、社会人になり憧れの下がる拳法を練習しましたが、 正直全然ダメでした(笑)
格下相手や練習では下がる拳法でも余裕で勝てるのですが、 試合ではどうしても1本を取ることができません。 それでも下がる拳法で試合に勝っている選手や、 私自身本来とうてい勝てない強豪選手に下がる拳法で勝った経験も あります。
どっちが強い弱いなんてものはなかなか答えの出せるものではない と思いますが、 用途によってつかいわけることが強くなる為に必要なのかな? と感じています。
そんな中で自身の経験と全国クラス選手の拳法論、 指導している中で気づきなどから導き出した意見を記載します。 一回では出しきれませんが
あくまでも私の意見なので参考程度でよろしくです(笑)
まず前に出るメリットとデメリット、 下がるメリットとデメリットを見比べます。
前に出るメリット
①前に出ることにより見栄えが良いポジティブな攻撃に見える 前に出ることにより精神的に良い状態になりやすい
②前に出る『前に出れる』 ってことは相手を下がらせるということ、 相手がやりたい拳法をさせにくくできる←下がるデメリット参照
③能動的に戦うことが可能 能動的に拳法をすることにより経験値をより多く得れる
④ 当たり前の話ですがパンチを打ち出す方向に踏み込むので下がるよ りもパンチの威力は増します。
⑤疲れてても攻撃が当たれば体力が減りにくい、回復? することがある← 原因はパンチ当たると気持ちいいからと思ってます
⑥相手の気後れを狙える、戸惑いを狙える
⑦プレッシャーを怖がり精神的な面で自分の拳法をさせにくくする
⑧ 技術が高い相手も体調悪ければ攻撃を捌ききれない状態が起きる、 相手の体調悪化、体調回復をさせないかもしれない
⑨相手を疲れされることが出来る←逆もあります
⑩ 相手の間合いを潰すことによって攻撃のヒットポイントをズラすこ とができる
下記YouTubeで2017年総合選手権決勝を参照して下さい。
その他もろもろありますが一旦これぐらいで…
前に出るデメリット
①前に出方を誤るとカウンターを食らう
②前に出方を誤ると攻撃をスカされる
③前に出方を誤ると相手拳法に乗れられてることがある← 気づかずに
④単純に疲れる
⑤前に出方を誤ると技術タイプに瞬殺される
⑥攻撃が雑になりやすい
⑦組みキャラに組むチャンスを与えることがある← 逆に組みに対しての抑止力になることもあります。
⑧最初の頃は、 踏み込んだ時にパンチをスカされた時に後ろ足が浮いてしまうぐら い前足体重になることがある
⑨体格差を埋めにくい
まだまだありますが、一旦これぐらいで
下がるメリット
①相手の攻撃をスカしやすい
②カウンターを狙いやすい←条件が揃えば
③攻撃を当てられにくい
④かっこいい(笑)私見です!
⑤体力温存が可能
⑥自分のペースに乗せることが出来る
⑦相手が捕まえにくい
⑧自分より身体能力の高い相手に勝つことが可能性、 体格差を埋めやすい
下がるデメリット
①受動的になる
②下がりながら打ち込む為、体重を乗せるには技術が必要
③精神的に良くない状態になる場合がある← これはあくまでも私の話…
④場外警告を取られる可能性がある← 下がるために場外を背負って戦うケースが多くなるため
⑤④とも重複しますが逃げ場所がなくなった際に組み、 打撃ともに対応がしにくくなる
⑥ 受動的になることによって経験値を得ることが前に出るよりも減る かもしれない←これが一番のデメリットですかねぇ?
⑦下がり癖が付く、前に出れなくなる←これは私の経験上の話です
⑧ 距離感を間違えると全く攻撃が出来なくなるぐらい追い込まれるこ とがある
まだまだありますが一旦この辺で…
上記内容は極端に前にでてる、 下がってるケースを想定して話していますし一概に言えないとは思 います。
本来試合では前に出たり後ろに下がったりしながらチャンスを伺う ことになります。
こういったメリット、 デメリットを自分なりに理解していれば状況によって使い分けるこ とでより合理的に戦うことが可能になので
参考にして 頂ければ幸いです。←考えすぎは良くないですが(笑)
前に出る拳法ははじめはなかなか強くなる実感がありません、 何故なら自分よりかなり強いあいてにはスカされ殴られ痛い思いを し、疲れるしホンマに強くなれるの? って思うのですが半年我慢して下さい。
何故なら前に出ることによって殴られることも攻撃することも含め て回数が増えることによる経験値増加を見込むことができると考え ています!オススメです。
一方下がる拳法は相手の攻撃が当たりづらく、 頭を使えば力を使わず体力を使わず相手を制することが可能となり ます。また挑発、餌まき、カウンター、 逃げ方などを学ぶことにより、 前に出てくる初心者から中級者相手に無双出来る可能性もあります 。しかし、 受動的である為に前に出るより経験値を得ることが少なくなくなる 可能性、相手には合わせた戦い方になったり、 ネタバレしてしまうとなかなか勝てなくなる可能性もあります。
まとめ
私の感覚では自分の強さレベルを1として
前に出る拳法は5までは時間かかりますが、 6からは一気に10まで駆けあがれる
一方下がる拳法は6までは一気に駆け上がれますがそっからなかな か強くなりにくい
のかなぁ?ーって思ってます。
かなり極端な話ですが
前に出る拳法がオススメですが社会人で手っ取り早く拳法っぽくす る為に下がる拳法をしてみるのもありかな?とも思います。 体格もありますしね
両方兼ね備えたほうが良いのですが最初はなかなかいろんなことを チャレンジするのは難しいので、 なりたい自分になれるように努力の方向を定めて拳法の練習をして みて下さいね
まだまだ語り足りませんが一旦このへんで!
過去の練習報告・練習動画 体験申込は下記から
11月11日(土)御茶ノ水での総合格闘技 日本拳法自由会の練習報告
11月11日(土)御茶ノ水での総合格闘技 日本拳法自由会の練習報告です。
この日は東京都の御茶ノ水にある道場で合計約11名で練習を行いました。
当日は体験の参加者が4名も参加され、人数の多い練習となりました。
体験者の方は日本拳法を完全未経験の方や、過去経験されて復帰を検討されている方
もいらっしゃり、大変賑やかになりました。
当会は各自の生活スタイルに合わせ、練習に参加できる時のみご連絡いただく方針を取っています。その為参加ハードルはかなり低いと自負しております。
各自の練習内容に合わせて、今後は面なしでの防具練習などにも対応していこうと考えております。
※練習対応で、写真を撮り忘れました。。。
過去の練習報告・練習動画は下記から