第17回永井4段が教える日本拳法コラム|神回!初心者必見、空振りすることを恐れるな

 
どうも痛風拳法家です!
神回とか書いてしまいました(笑) 私実はYouTuberなんでYouTubeのタイトルっぽく書いてみました!
 
私が作った日本拳法のムービーが十万再生を突破致しました!少しでも日本拳法の普及とあとはお世話になった先輩方のカッコええ姿を見てもらえたらなと思います!←ある意味最後に入ってる動画を残すために作ったようなもんです(笑)
また一本とはなんたるかを学ぶことができるかも…
 
 
一旦アピールは置いておいて
 
 
本日のテーマは
 
「初心者必見、空振りすることを恐れるな」
 
この内容も上級者には物足りない内容になるかもしれませんし、そんなことないやろってゆー意見があるかもしれません
あくまでも私の自論として聞いて下さいね
 
※※※空振り=当たらないパンチって共通認識でお願いします!!!!!!
 
以前にも書いた内容に重複してたり、第10弾の逆説的な話になると思います
 
初心者から中級者にかけてある程度、練習に慣れてきて同じレベルの人と試合すると面白い試合するのに上級者やサウスポーとすると全く良い試合ができない人っていませんか?
 
原因はいくつかあるのですが、私は初心者同士だと単純な殴り合いになるから空振りにならない、上級者とやると技術に抗うすべがないので空振りや第10弾の内容に引き込まれてしまうのが大きな原因と思います
 
上級者に太刀打ちする為にどーしても覚えておいて欲しいことをのちに説明するんですが、まずは空振りすると何故上級者にやられてしまうのかを考えていきましょう
 
空振り後のデメリット
①強いパンチを空振ると次の行動に移る際にロスが生じる←基礎が出来てないからもある
②勢いよく空振りすると前足体重で前のめりになってしまいがち←基礎が出来てない
③空振りが続くと疲れる、焦ったり不安で精神疲労が起こる
④精神的事情により空振りを繰り返す
⑤大振りの空振りは危ない、カウンターもらう、疲れる、前のめり、体が崩れる
⑥シンプルにスキが生まれる
 
こんなもんですかね?
とりあえず上げれるものは上げましたがあんまり空振りっていいことないように思いますね!
 
ではなんでこんなに空振りしてしまうのか…色んな原因があると思いますが、本日お伝えしたい内容は…
 
「全てのパンチを当てようとしているから」
 
です!
これは初心者にホンマに多いと思いますし、中級者でもこの感覚でやってる人は多いと思います 
上級者でも頭に血が上ったり精神的にハンデを受けている状況ではありうるかもしれませんね←私の後輩は今ここにいます
 
当たらないのに当てようとする空振りの危険性ってのが第10弾の内容に引き込まれたり、カウンターや簡単に投げられたりその他諸々の事態を引き起こしていると思います
とはいえ勢いが凄くて上級者を飲み込む場合なども多くありますし当たらないパンチが当たったら一気に畳み掛けれることもありますパンチって一回当たれば次のパンチが打ちやすくなることもあるので!
それだけ勢いや意気込みは大事です!
 
では、どうすれば空振りを無くすことができるのか…
 
答えは簡単です
「空振りしない奴なんて絶対いない」です(笑)
空振りを無くすことなんてできません(笑)
 
はぁ?って思うかもしれませんが世界チャンピオンでも一回も空振り(当たらないパンチ)しないなんてありえません!!!
空振りの回数を減らしたり、レベル差があればわかりませんが、空振らんやつなんておらんと思って下さい
 
上記を踏まえた上で空振り(当たらないパンチ)をこれさえ守れば怖がる必要なんてないってのを説明していきます
 
 
ニュートラルに戻る
大前提です、ニュートラルに近い状態で打つ或いはニュートラルに素早く戻る
なにかゆーたら前のめりになったり次の行動に移れないのはこれができないからです
ニュートラルに戻るためには下半身と体重配分が大事なのと全てのパンチを10割で打つのではなく決め以外は4から6割ぐらいで、なんやったら牽制パンチなら1割でもええです!
なんせ全力すぎるパンチはニュートラルを崩す原因の一つです←基礎「体軸」ができてれば強いパンチ打ってもニュートラルに戻れるのです!だから基礎重要でしょ?(^ ^)
意図していない空振りもニュートラル意識してれば体が崩れません
ニュートラル=前横後全てに動け、いつでも攻撃に移れ、いつでもディフェンスができ何に対しても対応ができる状態
 
そして、このニュートラルを保ったまま攻撃できるのが前拳です←前々回の記事を参照
ローコストですので是非練習してみて下さい
 
また、ニュートラルでいるための合言葉
五分五分 平行 脱力です!←意味は中華料理屋で伝えた内容ですのでシェアして下さいね
 
 
②反応させるパンチを打ちましょう
当てる必要がないパンチ、牽制パンチ、未来の当てるパンチの伏線 、その他もろもろの効果!
総じて反応させるパンチ!と呼びます!
日本拳法はパンチの数で勝つわけではなく一発強いの当てれば一本なのです、だから当たらないパンチもマイナスになることはありえません、当てないといけないっていう使命感は必要ないです
※当然当たった方が効果的なことも多いです
 
 
③反応させるパンチの効果
★攻撃すれば何か反応します、反応しなければ当たります、反応すればその反応に対しての対応をします 対応に対しての反応があれば攻撃をやめるor更に対応するに移行します
※反応すれば隙が生まれるかもしれませんし、体が崩れるかもしれませんし、なんせ何かが起こります
 
パンチを打てば下がる相手もいます、前に出る人もいます、下がる人もいます、ビビる人もいます、組みにくる人もいます、なんせ色んな人がいる中で手探りの中、反応させることは相手のことを知ることでもあります
相手を知ることは相手の次の動きを知ることです、相手が何を狙っているかのヒントにもなりうります←予測が正しいですかね?
予測が当たれば優位に立てます
 
 
④反応させるパンチを使うと何が起こるのか
 
相手の動きをコントロールしたり予測したり相手の隙をつけるのが効果だと思いすが、反応させるパンチを意識しながら練習していくと色々なものが鍛えられます
まず予測の精度が高くなれば
「洞察力」とそれに付随する「対応力」が鍛えられやすくなると思ってます
※普通にしてても鍛えれますが意識してって意味です!
 
「洞察力」「対応力」こそ、長年の経験と修羅場を潜り抜けた数などくぐり抜けてきたものの多さによる蓄積と考えています。
上級者は
この「洞察力」「対応力」が高いといえます
また、「洞察力」こそフィジカルや若さに対しての対抗する手段となります
洞察力があれば相手が仕掛けてくるパンチをも大袈裟ですが予知してしまいます←なんかわかるんですよ、筋肉の動きとか予備動作ですかね?経験則の部分が大きいです
予知できれば相手の行動にこちらの動きを被せることも可能です←いずれ動作をかぶせる話はします!
レベル高い人は動きを隠したり反応後を狙ってくるので予知なんて私ごときじゃできません(笑)
 
とはいえ洞察力に対してのある程度の「対応力」がないと意味がないですけどね(笑)
対応力はもう経験と練習しかないんで、意識しなくても対応できるレベルになれば完璧ですね
 
⑤空振った後の推進力を次の攻撃に活かす
空振ってしまっても相手は反応していますので空振りの推進力を次の攻撃に活かしましょう!
 
例①右ストレート空振り→左廻し蹴り
例②右ストレート空振り→タックル
例③ワンツーパンチ空振り→右前蹴り
などです!
私は例③が好きです←聞いてへんですね(笑)
 
まとめ
上記内容を理解できれば当たらないからってビビる必要はございません!当たらないなりの対応さえできればスキはある程度なくなります
ある程度なくなるとはいえ行動すれば少なからずスキが生まれます
でもチャンスも生まれます
そのリスクとリターンの天秤をどう判断するかが拳法の醍醐味だと思うんですが、極端な話、攻撃中にスキがなければ前に出る拳法のほうが強いに決まってますよね?(笑)←バリ極端です
 
空振りしっぱなしはいつまでたっても勝てないので、今日の記事を参考にしてみてみてみて下さいね(^ ^)
 
↓空振りの勢いをミドルキックに乗せた豪快すぎるKO劇
 
 

その他コラムまとめは下記から

niken-jiyuukai.hatenablog.com

 
 

東京都で開催中!日本拳法 自由会の概要はこちら

 

過去の練習報告・練習動画 体験申込は下記から

https://facebook.com/nikkenjiyuka