第49回永井4段が教える日本拳法コラム|〈日本拳法名試合第2段〉
なかなか練習できない中ですのでモチベーション維持のためにもおすすめの試合をご紹介させていただきます!
私の好みの試合で少し昔の試合が多いです!
次回の名試合は近々の試合でおすすめを選出する予定です!
①2019年総合選手権での決勝進出をかけた戦いです。
大学一回生にして2人とも洗練された拳法を駆使して自衛隊や社会人を撃破してこの場に立ちました。
近々日本拳法の未来を左右する2人と思います。木村選手は小柄な選手は是非パクってください!日本拳法の醍醐味的選手と私は思います!めっちゃ強い!
ちなみに私は個人的に冨永選手の拳法が大好きで最近の一押しです!彼の魅力は非常に高いレベルなのにまだまだ伸び代を感じるところです!
②2016年全日本学生団体 決勝
明治vs.立命館
この試合は前にも載せたことがあるんですが、補足込みでもう一度見てみて欲しいです!
明治は五連覇がかかってる試合で負けるわけにいかない明治、相当なプレッシャーがあったと思います。
対する立命館はメンバーが揃ってて黄金期といっても携わりないと思うぐらい華のある選手が多かったと思います。
注目は内田選手vs.玉置選手
内田選手は元々柔道でかなり強豪選手みたいで、総合選手権でも快進撃を続けていたような選手です、対する玉置選手も明治のNo.2でかなりの強豪選手ですが、明治二連敗からの負けたら後がない状況で確実に仕事をする姿が私は好きです(^^) ホンマに当時の内田選手ヤバ強いですからね!
また、永里選手vs.横手選手も注目して欲しいです。永里選手は確か経験なしの一般生として入ってきたらしく、一般生が正念場で活躍するのは日本拳法経験が浅い人たちに勇気を与えると思ってます!
明治大将の原田選手が絶対的存在で、立命館の勢いが凄く大将戦まで行けるかどうか…
③谷選手vs.上垣内選手 ライバル対決
谷選手と上垣内選手は私の先輩が以前、誰真似シリーズで紹介した岩尾選手と中栄選手を彷彿させると言ってました。
人間おっさんになると過去の思い出を美化して今の選手を否定したくなるものだと思います、そんな偏見を持った中でも誰もが強いと言っていたと思います!
それぐらい2人は強いと思います
それが証拠に谷選手は白虎杯のグランドチャンピオンを2019年冨永選手に奪われるまで連続防衛していました!
そんな、谷選手に幾度となく勝っている上垣内選手もヤベェ強さと旨さを感じます、とゆうか賢さ?も感じます(^^)
2人の対決は学生選手権の決勝でも行われています!続きはウェブでってことで検索してみて下さいね!
④総合選手権 秋葉選手vs.山上選手
もう、最強の組み技対決!
山上選手は社会人組み最強、秋葉選手は説明不要ですね!
山上選手の気持ちが前面に出ているところに注目です!
⑤同門対決!同期対決!
前川選手vs.林選手
初芝高校の最強トリオ、前川選手、林選手、中村優作選手と言えば我々世代で拳法してれば知っていて当然ですよね?
ちなみに中村優作選手は今やライジンにでて活躍されている総合格闘家です!
今でも同じ道場で稽古をしている生粋の同門です!←生粋の使い方間違ってるかもですが笑
そんな2人の対決です!
多分この試合だと思うんですが、林選手が互いによくここまで来れたということで開始と同時にハグしにいって前川選手もしたかったけど、真面目な前川選手は審判に怒られると思って、ハグを拒んだみたいな裏話を聞いたことあります!
感慨深いですね(^^)
⑥2016年 西日本団体決勝
関大vs.関学
関西大学が三人を残した状態で大将戦まで行きました、決勝で強豪校同士の戦いになるのでかなり不利な状況で関学大将の宇山選手が怒涛の抜きを見せてくれます!
私宇山選手の拳法好きなんですよ!
⑦2015年ジャパンオープン 準決勝
代表戦 谷選手vs.前田選手
まずジャパンオープンとは!
好きな選手と学校や道場など所属の垣根を超えてチームを組んで試合に出ることができます!
必然的にオールスターみたいなチームが出来上がります!
そんな中、谷選手は確か4回生?やったかな?なんせ、谷選手を筆頭にその年のオールスターと前田選手筆頭の新入生オールスターチームの対決!
前田選手はプロキックボクサーの石田選手を破り、その後、代表戦で谷選手と対戦します
私の中で谷選手はS級の選手ですので、流石に厳しいかな?と思っていましたが、この日の前田選手は覚醒状態でした(^^)
この日から大学生、前田選手の伝説が始まったのではないでしょうか!
第48回永井4段が教える日本拳法コラム|日本拳法オススメ技part10 組技中のハイキック 無理やり一本取りたい場面での活用〉
コロナで練習できない皆様に色んな技を知ってもらおうと思い連続してオススメ技をお伝えしています!
ネタが尽きてしまう前にどなたか良い技あればおしえて下さい笑
本日の内容はちょっと難しいので私は練習含め数回しか使ったことない技でオススメと言っていいのか分からない、ちょっと高等レベルな技となります。
リスクはかなり高いですが、実力が拮抗しててお互い決め手にかけている時などに使ってみて欲しい技です。
本日のおすすめ技は「組技中のハイキック」
使い方は簡単、組みついている最中に蹴る、組みの離れ側にハイキックです。
いつものことながら動画見ていただければ早いと思います。
※前回47回の動画で前川選手が離れ際に前蹴りを放っている奴も今回の技です。
技の性質
ハイキックは準優遇技となります、多少フォームが崩れてても、多少威力が弱くても一本になりやすいです。
※優遇技詳しくは第2回を参照して下さい。
優遇とは危険な技な為、一本判定が緩い技となります。
その当たるだけで一本になる準優遇ハイキックを第47回属性が違う技の流れで相手に叩きこむ技です。
一言でゆうと当たれば一本になる技を当たりやすい流れで使用できる有難い技です!
しかし!この技には大きな欠点があります!
それは…近距離ハイキックの為、足を取られやすいのです。
また、片足となりますのでバランスが崩れる可能性がございます。
私もカッコ悪い話ですが、体重140キロくらいの選手とやってて投げられはしないけど逆に投げれない。
組みを警戒して打撃を深く当てることができず、お互い決め手にかけている時にこの技を試みたのですが、案の定足をすくわれて一本取られちゃいました。
効果的な反面、失敗すると大きな痛手となりやすい技です。
オススメ技としますが、タイミング、柔軟性が必要な技となりますので使う人を選ぶ技かもしれませんが、ここぞと言う時に無理やり一本が取れる効果が高い技なので、まずは試してみて欲しいです!
ちなみに話変わりますが私の統計上何故か大学の全国団体戦の最後の一本は何故かハイキックが多いです!
なんででしょうね?笑
本日は短いですが以上です。
第47回永井4段が教える日本拳法コラム|日本拳法オススメ技part9 夏山さんパンチ
コロナ対応で現在練習は行っておりません
コロナ対応で現在練習は行っておりません
練習再開の際は再度こちらで通知いたします
第46回永井4段が教える日本拳法コラム|属性が違う技術を一つの流れで使用する② 本気で強くなりたい皆様へpart1〉
数日前、自由会のKさんが黒帯をとられたみたいです。
本当におめでとうございます!そして、2段、3段を必ず取れるポテンシャルをお持ちの方と私は確信しております☺️
もっともっと強くなって拳法ライフが楽しくなることを願っています!
2段なったらもっと嬉しいですよ!
なんてったって2段は弐段と書くので漢字がカッコいいのです笑
初めて黒帯撒いた時ってめっちゃうれしいですよねって話につなげたかったんですが、私は黒帯に辛い思い出があり、審判の誤審で三人抜きの2戦目を勝利したのです。
悔しい黒帯昇段でした。
2段になるまで罪悪感が強く気分も悪い数ヶ月でした。
あの罪悪感のお陰で頑張れた部分もあるのかもしれません!・・・暗い話すいません
本題に移る前に余談ですが、今回の属性が違う技術の話は私の大好きな漫画ケンガンアシュラ14巻にて大久保直也選手が単品の技術で劣っているので複合の技術で向かっていくシーンを見て、そういや日本拳法でもこういう選手がいることや・次はこういうこと指導したかったことを思い出し、このテーマを書くことをきめました。
ケンガンアシュラめっちゃおもろいので是非読んでみてね(特に14巻)
ここからが前回からの続きとなります。
日本拳法をしている選手の中で立ち技と投げ技を違う競技と考えている人(潜在的に)が結構多い印象です。
どういうことかというと、例えばキックボクシングと柔道って別々の競技ですよね?
別個で考えている人は立ち技のときはキックボクシング、投げ技の時は柔道みたいな感じで2つの技術を別個競技として日本拳法を行っている人です。
この感覚でいくと、柔道家はキックボクサーに立ち技で勝てないし、キックボクサーは柔道家に投げ技で勝てなくなってしまいます。
でも実際は投げ技で劣る選手が柔道上がりの選手を投げ飛ばすシーンや投げ技主体の選手が立ち技主体の選手に打撃を決めているシーンをよく目にします。
どうしてそんなことが起こるか…それは日本拳法が総合格闘技であり、仮にキックボクシングと柔道がミックスされているものが日本拳法とすれば、
キックボクシングにも柔道にも単品の時には存在しない技術がそこにあるからです!
どうしてそんな技術が存在するのか・・
キックには投げ技がないし、柔道には打撃はないわけですからそれらがあることを想定して戦わないといけないからです。柔道してて殴られることはないですからね(反則はおいといて)
キックにも柔道にもない技術を使うことができれば打撃、投げ技共に劣っていても勝つことができるのではないか…そして、そういう技術こそ日本拳法特融の技術だと確信しております。
また、日本拳法特融技術の一つが今回の「属性が違う技術を一つの流れで使用する」だと思います。
端的に言うとキックボクサーや柔道家に日本拳法で勝ちましょうってことです。
ちょっと言ってる意味わかりにくいかもしれませんね笑
ここからがメインです。
属性が違う技術を一つの流れで使用する方法
1. 立ち技を餌として投げ技につなげる。投げ技を餌として立ち技につなげる。
相手が意識しているであろう属性の逆を使用します。
フェイントみたいなイメージするとわかりやすいかもしれません。
前回ご紹介させてもらったファブリシオがマークハントに行った膝蹴りの流れがこれだと思います。
2. 立ち技の流れから投げ技につなげる。投げ技の流れから立ち技につなげる。
相手目線でディフェンスしている攻撃の属性が変わることによりディフェンスが困難となる。
ディフェンスの種類を変えないといけない。前回お伝えしていた立ち技と寝技のコンビネーションみたいなものです
以前お伝えした刈り倒し(大外刈り零式(笑))などもこの技術の一つにはなります。
3. パブリックイメージを利用する。↓で詳しく書きます。
効 果
今回のテーマは以前ご紹介させて頂いたフェイントや上下の打ち分け、その他相手の意識を翻弄する系の内容の同種であり、さらに高等テクニックと私は考えているのですが、その技術に属性が違うものを加えることができると、コンビネーションや上下の打ち分けのバリエーションが増えるし、相手目線でディフェンス等の選択肢を増やさざるをえない、属性が変わることによる意識の合間を縫うことが期待できます。
ではなんで属性が変わるとディフェンス等の選択肢を増やさざるをえないのか、どうして意識の合間を縫えるのか、どう効果的なのか!
私は立ち技と組み技は防御の仕方が違うと考えています。
もちろん通じる部分はあると思いますが、決定的に違うのが一本判定となるタイミング
が違ことです。
a.立ち技は当てられた瞬間に一本になる。拳、足などが相手に接触した瞬間に効果
を発揮する。接触時間は短い。接触していない時間は一本にならない。距離が長いものが多い。当たったら痛い…etc
b.投げ技は組まれた瞬間に一本になるわけではない、投げ技を耐えることができれば一本にならない。接触している時間が長いが接触だけでは一本ではない
お互い体力の消費が激しい。投げられ方が酷いと息ができなくなる。体格の利や技術の差がより明確にでやすい・・・etc
上記に挙げただけでもディフェンスの重きを置く部分が違うと思いませんか?
上記を前提として立ち技のディフェンスをしようと思っている人に投げ技をする
投げ技のディフェンスをしようとしている人に立ち技をする
となるとディフェンスの種類を変更しないといけないので効果的と思いません?
仮に競技が違うものとして扱っている相手であれば不意をつくことは容易だと思いませんか?
これが属性が変わることの効果だと思います。
順番かわってしまってもうしわけなかったのですが③のパブリックイメージを利用するを説明します。
前回この技術を使用している選手を数名上げさせて頂きましたがその中で秋葉選手がここに該当します。
秋葉選手がハイキックで一本取ってるシーンって結構有名だと思うんですけど、組技最強(特化型最強)というパブリックイメージが秋葉選手の見事なハイキックに繋がっていると私は考えています。
誰もが組技への警戒をしているわけですからね(笑)
秋葉選手がまさか蹴ってくる(属性が違う立ち技)を使用するなんてほとんどの方は考えてなかったと思いますし、なによりそんな余裕はないのかもしれません。
白虎会の山上選手(パブリックイメージ組特化型)も後にボクシング世界チャンピオンとなった尾川選手に立ち技で一本をとっています。
こんな感じで立ち技のスペシャリストに組系選手が一本とるケースは結構あると思います。
逆に山上選手が立ち技系選手にこかされることがあります、
不意を突かれた時や警戒が薄い時にこかされてるイメージがあります。
組みが強い人は相手が小柄であったり、組が苦手なイメージがあると警戒が薄れる傾向にあるのかもしれません。
パブリックイメージが強い特化選手であればあるほどこの技術は生きてくるのではないでしょうか?なぜなら相手はすでに特化していることを知っているのであなたの存在自身がフェイントなのです(笑)
パブリックイメージがない相手でも小柄であれば投げ技は弱い、使用してこない。
体格がごつければ組技つかってきそうな気がしませんか?
私もこの98キロの体重で学生時代は組技全然できなかったのに、あんまり組んでくる選手は少なかったですからね(笑)
その誰もが抱いてしまう先入観のスキをつくことができる技術でもあります。
体が小さいくてコンプレックスを抱えている選手、立ち技が苦手な組技選手、今回の技術を使ってみてください。あなたの存在(コンプレックス)自身をフェイントに使うことができるかもしれませんよ!
偉そうに語っていますが、この技術(考え方)は私自身が選手時代晩年に着手していたものとなりますので、私自身使える技が多くはありません。なので下記動画を見てパクってくれたらいいなと思います。
前川選手の離れ際ハイキック、友中選手の前拳からの朽木倒し、秋葉選手のハイキック、友中選手の立ち技からの投げ等々です。
とはいえ1つくらいお伝えしとかんとカッコ悪いのでとっておきの秘策をお伝えいたします。
※秘策は大袈裟ですが、結構使えるものだと思います。
・・・それは・・・
「組の離れ際に打撃を打つ」です。
組の離れ際は相手の意識が薄くなるケースが多い、何故なら組が終わる時に仕切り直
したいと考える人が大半、何故なら組はしんどいから休憩したい
また組技に対してディフェンスをしているので立ち技へ意識やディフェンスが切り替わっていないケースが多い
※切り替わるとかいってる時点で総合格闘技としてはダメなんですけどね
逆もまたしかりと思ってください!相手もこれ使ってくることあります。
皆様思い返してください、負けた時、なんか負けたとか、負けた感がないとき、なんで負けたかわからんとき、心のすきをつかれていませんか?離れ際に殴られたりしてませんか?
こういった技術を使用する以前に敵が使用してくるということを理解してください。
使用できなくても使ってくるやつがいることを知るだけで勝率は多少かわると思います。
なんで負けたかわからないときないですか?ラッキーパンチで負けたって思ってるときないですか?
なんか知らんけど強い選手ってあっけなく勝つこと多くないですか?
相手が意図しなくてもこの技術で負けているケースあると思いますよ!
まとめ
私はこの技術を日本拳法でしっかり使えてる選手は多くはないと思っています。
なので今この技術を取得できれば中途半端な選手には勝てる可能性があがったり、本来投げれない相手を投げたり、自分が劣る部分を補えるかもしれません
私は強くなるためには工夫が大事・考えることが大事と思います。
勝てない人、勝ちたい人、もしかすると今回の内容は勝利へのヒントになるかもしれません。ならないかもしれません。
当たり前のことを書いているのですが、日本拳法が総合格闘技であることを再認識し、日本拳法を使って身体能力で負けている相手も勝てるようになることを祈っています。
私的にはかなり真剣回です!
コロナに負けず強くなってくださいね!
ちょっと長なってしまいました笑
第45回永井4段が教える日本拳法コラム|属性が違う技術を一つの流れで使用する① 本気で強くなりたい皆様へpart1
コロナウィルス大変ですね、日本拳法の練習もなかなか出来ないし、大会もどうなるのか…
この練習できない期間は焦りや苛立ちを生んでいることかと思います。
とはいえ学生も社会人も自衛隊も等しく時は流れます。
みんなが練習できない時間に工夫することこそ、皆んなと差をつけれるのではないでしょうか?
今こそチャンスと思い、動画をみたり、イメージトレーニングをしたり、様々な勝つための何かを工夫して欲しいと思います。
そして、この記事を暇つぶしにしてくれてり、勝つためのヒントになれば幸いでございます。
本日のお話はある一定のレベルで拳法が出来てるけど、B +ランク以上の選手に勝てずに悩んでいる…強くなりたいけど強くなり方がわからない、良い指導者がいない…そんな中級者や上級者が壁を超える際のヒントになりうるものだと思っています。
今回の話は結構本気っす☺️
※B +は中堅大学のエースくらいです
まずこの動画をみてください
この動画はマークハントVSファブリシオです。
UFCはあんまりよくわからないですけどファブリシオは柔術家で寝技のスペシャリストみたいです。
立ち技のスペシャリストマークハントのパンチが当たるのか
ファブリシオがどうやって寝技に持っていくのかみたいに思われていたみたいですが…
蓋を開けてみると立ち技のマークハントが寝技系のファブリシオ選手に立った状態からの顔面膝蹴りで負けてしまいました。
動画をよく見てください、恐らくではありますがファブリシオがタックルに行くフリをしてマークハントは反応、警戒してるように見えます。
その後、膝蹴りに反応できていませんね!
一言で言うと「柔術家が寝技を餌にして立ち技で仕留めた」
です。
立ち技と寝技のコンビネーションとでも言いましょうか笑
「属性が違う技術を1つの流れで使用する」
この攻撃は、技術を単品ではなく複合で使うことの有効性を深く刻み付けてくれた試合だとおもいます。
ここからが日本拳法の話になります
この動画を見て日本拳法の世界でも
「属性が違う技術を1つの流れで使用する」
を使用して勝利している選手はいると思いました。
代表的なのは、定番で申し訳ないのですが前川選手と友中選手、イメージが違うかもしれませんが秋葉選手もです。
少なからず強い選手は立ち技、組技双方を使える選手が多いと思います。
総合格闘技なんで当たり前なんで当たり前なんでしょうけど
私の見立てにはなりますが日本拳法の世界ではまだまだ立ち技、投げ技いずれかの特化型選手が多いような気がします。
得意技を突き詰めて勝つスタイルの方が多く、立ち技選手は投げ技をしない、組技選手は立ち技をしないイメージがあります。
また、立ち技選手が組技選手を毛嫌いする傾向もあると思っています。
苦手な理由は組技を意識してニュートラルを保てず鋭い攻撃ができなかったり、崩されたり、組技を警戒しすぎて迷いが生じたりするからだと思っています。要するに中途半端に成りがちです。
組技に自信がなく掴まれたら投げられるってイメージがあるんだと思いますし、私自身もそうでした。
でも組技の耐えかたや自分が組技を使えるようになってからは組技選手がむしろ得意になりました。←意識の話で負ける時は負けますけどね笑
と…対策というか対処法というか、そんな感じの話になっちゃってますが…
まず、属性が違う技術の話をする前提として
特化型選手で今後、強くなりたいと本気で思っている方に言いたいのは日本拳法は総合格闘技です!!!!
なので投げ技の耐えかたや、投げ技なんて当たり前です。
だから、弱点を克服するとか以前の話で総合格闘技をしている以上、一定レベルの全てのスキルが必須だと思って下さい。
もう、組技嫌い、立ち技嫌いなんて言うのやめて下さい。
もちろん得意不得意はあると思います。
体重のこともあるで、小さな選手に投げ技をしろなんてのも無理はあるかもしれません。
でも一定のベースは絶対に必要です。
だから、強くなる為の前提条件として組技も立ち技も練習して下さい。
長々になったので、本題は次回とさしていただきます!
次回この考え方を使って勝つためのヒントとなればと願う内容をお伝えいたします。
※私がお伝えすることが間違ってる可能性もあります。
全て正しいとは思いません、ただ、いつかこの記事を参考にしてくれた人からチャンピオンが生まれることを願ってます!
第44回永井4段が教える日本拳法コラム|日本拳法オススメ技part8 ◯◯のダブル
もうすぐ総合選手権ですね☺️
注目の前川選手連覇なのか、秋葉選手四年ぶりの返り咲きなのか!それとも新たなチャンピオンの誕生日になるのか!
個人的には今年は例年に比べて特に予想が難しい…激戦になる予感がします。
特に黄金世代大学一年生軍団がどこまで実力を発揮できるかが見どころかな?と思っています!
前々回タイトルが41回、前回のタイトルが42回となってましたが42回43回の間違いでした!申し訳ございません
本日のテーマは
◯◯のダブル
パンチを続けざまに打つ時って左右に交互に打つことが定番だと思います。
左右交互に繰り出すパンチは、恐らく最初に習うワンツーを主として様々なコンビネーションで左右交互に出すことが殆どだと思いますが、本日のオススメ技は同じ腕、同じ足で二連続で攻撃することをダブルと呼びます!
※タイミングが少し遅れて打ったとしても便宜上ダブルとします!
ダブルって便宜上呼びますが、ちょっとボクシングなどのダブルとはイメージとは違うかもしれませんね!
前提としてですが、今回の技は技ってほど大袈裟な話ではないので…あんまり突っ込まないで下さいね!
※いつものことですが初心者様向けの内容になります!多用している人もいるとは思います笑
ボクシングやキックのミット打ちでは結構ダブル (2回打つ)使用することも多いイメージがあります←あくまでイメージ笑
私のいってたキックボクシングが多かったのかな?
ジャブのダブル
ワンツー打ってツーとか
ボディダブルとか
ボディフック→顔へフック
他にもいっぱいありますね(^^)
あとタイミングのこともあるのでどっからがダブルやねんってものありますが笑
日本拳法のコンビネーションは競技の性質上、ストレート系のパンチや顔へのフックなどの長距離から中距離のパンチを多用する傾向にありると思います。
ショートパンチ(ボディに対してのフック、アッパーなど)を打つ選手がボクシングなどに比べて少ないのでその分のコンビネーションの多彩さで劣っている部分があると思います 。←打つ人もいるとは思いますが!
ショートでも真っ直ぐ打つ傾向にあると思います!
防具越しに一本とらないといけないからなのか、組みや蹴りがあるからなのか、性質上一本取りにくい形なのか…
※もしかしたら固定概念で使用してないだけで本当は効果的で未来に誰かが流行らせるかもしれないですけどね(^^)
なのでボクシングなどのコンビネーションも使ってみて欲しいです!
私だけが思ってるだけかもしれませんが、上記の内容も含めてダブルのパンチを使用することも比較的少ない気がします。←使用している人もいると思いますが今回のお話は使用していない人への提案ってことにしといて下さい!
私は日本拳法でもダブルって結構使えるんじゃね?って思います
ここからが私が思う日本拳法で使用してみて欲しいダブルの使用法です!
まず前提として
いつも思うんですけど、悪くはないけど一本にならないパンチって多いと思います。
自分で一本取ったと決めつけて、その隙に、やられちゃった経験がある人は少なくないと思います。
先生や先輩からよく怒られる
「自分で決めるな」
ってヤツですね!
そんなあなたにこそ、ダブルの使用を試してみて欲しいと思ってます!!!
後拳など1発当てた後に浅かったらもう一度打ち込む!
一概には言えませんが、私の経験上は1回ある程度しっかり当てれたらもう一度当てることは比較的容易な気がします!
ダブルで打ってくるってのが頭にない人が多いのかも?
効果的かどうかは別にして上記の「自分で決めるな」対策に良いんかな?と思ってまし、追撃、駄目押しになると思います!
また
後拳ボディへストレート→後拳顔へストレート
みたいな感じで上下でダブルを打ち分けるのも面白い使い方かなと思います!
私が最近良く使うのは右ボディアッパーから右フック顔に打つです!
結構当たるので試しにやってみて下さいね!
1発当てて音なった後なので次の顔へのパンチは少し浅くても一本になりやすいような気がします!←試合では使った事ないのでわからんけど笑 無責任ですね(^^)
近畿大学さんにお世話になった時の動画です、一本目を下からの上ダブルで取ってます! 浅かったと思うんですが一発目で音鳴らせたから浅くても取ってくれたと思ってます!参考にしていただければ幸いです。
またタイトルからは番外編になるかもしれませんが…
「組みパンチ」
ってのがあって、組み側で相手の顔をキャッチしながら、顔を殴りまくるって技です!
※ネーミングセンスが終わってますね笑
比較的近距離のパンチなので一本取るのが難しかったりするのですが、殴りまくると案外一本になるんですよ笑
学生の頃、大会で組んできた選手から逃げるために殴りまくったら一本になったので、それからたまに使用していました笑
あんまりカッコいい技じゃないですが、試しに使ってみて下さいね!
また、今回の内容はパンチばっかりの話をしていますが、
↓胴蹴りのダブルでの一本です。
昔、先輩が高校全国大会で優勝したとき胴への回し蹴りダブルで撃った後に同じ足のハイキックで一本取って優勝していましたよ!
餌撒きにも使えるのかもしれませんね。
ってなわけで本日も最後まで読んでくれてありがとうございました。
今回の内容は試しにやってみて?レベルのものになりますので良かったら軽い気持ちでお試しを(^^)